前回は赤魔道士について書いたので、今回は学者です。
フィーストでの学者の特徴はこんな感じです。
・バリアヒールを主体にして未然にダメージを防ぐ
・インスタントヒールを多用できる
・妖精によって一時的に回復力を強化できる
・大幅に回復するスキルがないので小刻みに回復していくスタイル
解説
スキル
詳しいスキル説明はこちらをご覧ください。
http://jp.finalfantasyxiv.com/jobguide/scholar/#pvp
-簡易表-
AB・・・アビリティ
AF・・・エーテルフロー
FG・・・フェイエーテル
スキル名 | 種類 | 威力/回復 | MP/AF/FG | 効果 |
気炎法 | 魔法 | 1000 | MP500 | 自身にAF付与 |
フィジク | 魔法 | 回復2500 | MP250 | FG5増加 |
鼓舞激励の策 | 魔法 | 回復2500 | MP1000 | 回復量100%分軽減するバリアを張る・FG5増加 |
アイ・フォー・アイ | AB | - | - | 自身または味方にバリアを張る・攻撃者の与ダメージ10%減少する |
エーテルフロー | AB | - | - | MP2000回復・AFを最大まで付与する |
生命活性法 | AB | 回復2500 | AF1 | FG5増加・エーテルフローのリキャストタイム5秒短縮 |
生命波動法 | AB | - | - | 対象を10mノックバックし、50%ヘヴィを付与 |
連環計 | AB | - | AF1 | 対象が受けるダメージ5%上昇・エーテルフローのリキャストタイム5秒短縮 |
サモン | AB | - | FG10 | フェアリーを召喚する・召喚中は一定時間ごとにFG10ずつ消費 |
アンサモン | AB | - | - | フェアリーを帰還させる |
光の癒し | AB | - | 回復1000 | ホットバーに登録不可 |
○気炎法
対象にダメージを与えながら、自身のAFを1つ回復します。
フィーストのヒーラーはとにかく忙しく、AFをあっという間に消費してしまうことも充分あり得ます。
そこで、スキル「エーテルフロー」がリキャスト中でまだ使えない時は、この気炎法でAFを自己回復することができます。
念のためにAFは必ず1つ以上は確保しておきたいので、気炎法によってAFの数を調整すればいいですね。
ちなみに余談ですが、気炎法の効果はパッチ4.0と4.05では効果が違っています。
今回の効果への変更によって、より回復がしやすくなってます。
○フィジク
HPを回復しますが、回復力はそれほど強くないので、主力として使うのは難しいです。
フェアリー召喚中(後述)や、ちょっとしたHPの減りを回復したい時に使うのがいいですね。
MP消費量が少ないので、多少は空撃ちしてもいいと思います。
○鼓舞激励の策
学者のメイン回復手段がこの鼓舞激励の策です。
これはHPを回復しつつ、その回復力と同じだけのバリアを張ることができます。
フィーストは相手の集中攻撃やアドレナリンラッシュなどで味方のHPが急激に減ることがよくあります。
HPの減りに気づいてから回復するのでは間に合わないことがあるので、鼓舞激励の策をあらかじめ張っておくことでその保険をかけることができます。
また、回復力は実質5000みたいなものなので、HPが減っている味方に使うことである程度安全を確保できます。
ただ、MP消費量が1000と多く、多用はできません。
フィジクや生命活性法などバランスよく使って、MP管理に気を付ける必要があります。
○アイ・フォー・アイ
攻撃者の与ダメージを10%減少させるバリアを張ります。
要するに、攻撃されそう、攻撃を受けている味方にアイ・フォー・アイを張ることで結果的に被ダメージを減らせるわけけですね。
回復に集中しているとなかなかアイ・フォー・アイまで手が回りませんが、一種のバリア効果でもあるので、余裕のある時にあらかじめ張っておきたいところです。
○エーテルフロー
自身にAFを3つ付与し、MPを2000回復します。
このスキルのおかげで全ヒーラーの中でも比較的MP管理が楽になっています。
まず、フィーストの場合、学者はAFの消費が非常に激しいです。
生命活性法や連環計などAFを使うタイミングは多く、AFの管理は大変です。
ただ、AFを消費するスキルは追加効果としてスキル「エーテルフロー」のリキャストタイムを5秒短縮させる効果があります。
そのため、AFをどんどん使ってリキャストタイムを減らせば、それだけスキル「エーテルフロー」を使う回数を増やせてMPも回復できます。
結果的にMPが増えて楽になるので、どんどん回転させていけばいいですね。
○生命活性法
インスタントヒールなので、一瞬で回復でき、急激なダメージに対応できます。
ただし・・・回復力は2500となっていて、これはフィジクと同じです。
要するに早めにフィジクが撃てるだけとも言えます。
PvEと同じ感覚では全然回復力が足りなくなるので、あくまでも緊急にHPを回復する手段と考えるべきですね。
ただ、インスタントヒールを連続で使えるのは学者だけの特徴なので、うまく使えばピンチを切り抜けることも可能です。
○生命波動法
周囲にいる敵にノックバックとヘヴィを与えることができます。
敵に絡まれた時に使えばいいですね。
○連環計
対象が受けるダメージを5%上昇させます。
ヒーラーはなかなか攻撃に参加する余裕がないので、せめてこういったスキルで味方をフォローします。
ターゲットマーカーが付いている敵、メダルバフが付いている敵に使っていけばいいと思います。
○サモン、光の癒し
実は、フィーストの学者は基本的にフェアリーを連れていけません。
フェアリーの召喚や維持にはFGを使うため、使用制限があるのです。
まず、味方を回復するスキル(フィジクや生命活性法)を使用することでFGを貯めていくことから始めるのですが、このFGはスキル使用時に貯まるのではなく、自身や味方のHPを回復した時に貯まります。
HP満タンの状態では貯まらないので注意が必要です。
そうしてFG消費してフェアリーを召喚することができます。
フェアリーが一緒にいる場合、回復効果のあるスキルを使用した時に光の癒しを重ね掛けしてくれます。
光の癒しの回復力は1000なので、例えばフィジクなら合計回復力が3500になるわけですね。
回復力が増大しているので、フェアリーがいる間は回復が楽になります。
回復手段をフィジク中心にしてMP回復タイムに充ててもいいですね。
ただ、フェアリー召喚中はFGをどんどん消費するのでいずれはいなくなります。
いつ召喚するかのタイミングを計る必要があります。
○アンサモン
フェアリーを帰還させます。
学者の立ち回り
・基本
学者の特徴を簡単に述べると、小刻みのヒールとバリアヒールを駆使するタイプという感じになります。
まず、学者はヒーラーの中でも大きくHPを回復させるスキルがありません。
フィジク・鼓舞激励の策・生命活性法のどのスキルも回復力自体は2500で、味方のHPを一気に回復させるようなスキルはありません。
その代わり、スキル「エーテルフロー」によってMPに余裕があるので、HPがちょっとでも減ったら次々に回復していき、ヒール回数でカバーするというのが学者のやり方になります。
ただ、それでは大きくHPが減ってしまった味方の対処が難しいので、ある程度はパートナーに頼るところがあります。
では学者にできる仕事は何かと考えると、鼓舞激励の策によるバリアヒールになります。
これは学者だけができることなので、タンクにあらかじめ張ることで余裕を持たせたり、HPが減っている味方に撃って一時的に安全を確保し、そこからHPを回復していくなどいろいろな使い方ができます。
そのため、HPがちょっと減った場合はパートナーと互いに回復し合い、大きくHPが減った味方は鼓舞激励の策を張ることで安全を確保してパートナーに回復してもらうというのが基本の流れになると思います。
もちろん生命活性法を撃って回復してもいいですが、大きくHPが減っている場合は2、3発撃たないと回復し切れないことがあります。
AFの所持数でやり方を変えてもいいと思います。
・AFの管理
AFをどこまで使うかというのも学者のポイントの1つですね。
もしものために残しておくということも考えられるのですが、生命活性法1つ撃ったとしても集中砲火を浴びている味方に対してあまり効果がなかったりします。
それならAFを3つ残しておいて一気に使うというやり方もありますが、AFを使用することでスキル「エーテルフロー」のリキャストタイムが減りますし、ここは貯めて残すよりかはどんどん使って回転させる方がいいと思います。
結果的にMPもどんどん回復して他のスキルを使う余裕ができますし、パートナーも楽になります。
それに回復に使えなくても連環計を使うことでAFを消費できますし、気炎法でAFの回復もできるので、使わずに持っておく意味はあまりないと思います。
ここは惜しみなく使って、気炎法で最低1個は所持するようにして、スキル「エーテルフロー」をどんどん使っていくという形でいいと思います。
・フェアリー
FGをためるとフェアリーが使えるようになります。
回復量が強化されるので、基本はピンチの時に置いておきたいところですが、FGが満タンになったらすぐに使うというやり方でもいいと思います。
しっかり回復していれば1戦で2~3度召喚するくらいFGはたまりますし(ただ、パッチ4.06でFGの上昇量が減ったので、以前より召喚できるタイミングが遅くなりました)、回復力が強化することによってMPに余裕が出ます。
全体通して考えるとMPに余裕を持たせておくのは大事なことなので、ここは積極的に召喚してもいいと思います。
・回復対象
もちろん全員です。
タンクやメダルの所持が多い味方に鼓舞激励の策を張ることで保険をかけたり、ちょっとでもHPが減ったら回復してFGをためていけばいいですね。
対学者の戦い方
対峙してみると意外としぶといです。
鼓舞激励の策を張られると思ったよりHPが減りませんし、生命活性法を連打されると一瞬でHPを回復されてしまいます。
むしろ学者を攻撃しているスキに他の敵を攻撃したほうがいいかもしれないですね。
学者が自分のことで手一杯なら鼓舞激励の策は飛んでこないので、アドレナリンラッシュなどのダメージがしっかり通ります。
どうしても学者を落としたい場合は、孤立させるのが一番ですね。
学者単体で考えると、AFを使い切るとどうしても回復が追い付かなくなるので、AFを使い切らせてさらに攻撃を与えていけばノックアウトできる状況に持っていくことができると思います。
アディショナルアクション
魔気は必ず入れるとして、もう1つの選択が難しいです。
集中で安全に回復を確保する、堅守で集中砲火を耐えるといった候補があります。
あとは好みの問題になりそうです。
PvP特性
回復量アップとMP自然回復アップは必ず入れたいところです。
あとは行動速度アップで回復スピードを上げるか、被ダメージダウンで生き残る可能性を上げるかといった感じになると思います。
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