このシリーズでは、新規の方にFF14の現状を知ってもらい少しでも興味を持ってくれたらと思い、書いています。
前回はFF14が準備の面でプレイしやすい理由について述べました。
今回は同じようにプレイしやすい理由として、HUDについてまとめてみます。
今回のテーマ HUD
FF14はUI(ユーザーインターフェース)が優れていると言われています。
UIとはコンピューターとプレイヤーが情報をやり取りするための手段や表示方法のことですね。
プレイヤーがコンピューターから見たい情報と、プレイヤーがコンピューターに入力したい情報、それが分かりやすくなっているのがFF14のUIとなります。
今回はその中でもHUDについて触れてみます。
HUDというのは、自分のステータスや敵のHPなどの項目を画面上に配置することをいいます。
このHUDが分かりやすいというのは、オンラインゲームにおいてかなり重要なことなんですね。
オフラインのゲームは自分のステータスと相手のステータスくらいで済みますが、オンラインゲームは他に参加しているプレイヤーがいます。
他のプレイヤーのメンバーリストや位置、敵にどういった攻撃を与えているかなどプレイヤーの数だけ情報は増えます。
プレイヤーのHPやMP、パーティメンバーのHPやMP、敵のHP、自分に付いたバフ(いい効果)やデバフ(悪い効果)、敵に付いているバフやデバフ、チャット欄、アクションの発動ボタン、ミニマップ、制限時間、アイテム欄など知りたい情報はたくさんあるわけです。
それを複雑にさせずにどう見せるかというのがポイントになるのですが、FF14であっても情報欄をたくさん用意するとごちゃごちゃしてしまうのは避けられません。
レイドのような高難易度コンテンツに行くなら、そういった画面に慣れないといけないのかもしれませんが、普通のプレイヤーにはそこまでの情報はいりません。
通常の戦闘画面をいかにわかりやすくするのかが大事です。
では、FF14はどういった対策をしているのか。
元々分かりやすい位置にHUDを設置しているのですが、それだけでは終わりません。
FF14はプレイヤーが自由にその情報欄(HUD)を編集することができます。
例えば、このなんの変哲もない画面ですが・・・。
実はこのように見えないだけで、画面にはいくつもの情報が張り巡らされています。
このHUDを自分が最も分かりやすいように編集することができます。
HUDは1つ1つの項目を好きな位置に動かせるので、例えばこのようにXHB(クロスホットバー)やステータスを右端に寄せることもできます。
また、1つ1つの項目の大きさを変更することができ、1つ1つ表示非表示も選べるので、このようにステータスなどを小さくして目的リストを消し、ゲーム画面を大きくとることもできます。
他にもクラフター用にいろいろ見やすくすると考えるなら、クラフターに必要のないミニマップや目的リストを消し、製作中のアイテムや所持アイテム欄を真ん中に寄せるなんていうこともできます。
このように項目1つ1つの位置を変更し、それぞれの大きさを変更することで自分が一番ベストだと思う画面を作ることができるのです。
ところで、上から2つ目の画像にHUDレイアウト1~4と選択する項目があったと思います。
このHUDレイアウトは自分の目的によって4つまで保存することができます。
1が通常用、2がレイド用、3がクラフター用、4がギャザラー用というように自分の目的に合わせてすぐに切り替えることができるわけですね。
例えば上記の画像は一人の状態なのでパーティリストが表示されていませんが、レイドなどは8人パーティになるので、情報量も膨大になります。
敵のステータスをすぐ見れるように位置を変えたり、ミニマップの位置を変えたり、戦闘に特化させたHUDが必要になります。
DPSならパーティリストの重要度は低いので小さくするか移動させる、ヒーラーならパーティリストは仲間のHPを知るために大事な情報なので大きくして見やすい位置へ移動させる、そういったロールごとの考え方に合わせた調整もしなくてはいけません。
レイドに行くたびにHUDを調整していては大変なので、HUDを簡単に切り替えられることで非常に使い勝手がよくなっています。
ちなみに、これはHUDの位置だけでなく各情報欄のサイズまで記録されます。
HUDレイアウトを変える時に大きさも自動的に変更されるので、こちらも毎回の調整が必要ありません。
こうしたHUDの自由さがFF14の特徴になっています。
HUDレイアウトはプレイヤーの考え方やタイプによって、いろいろ変化します。
こちらのページはHUDに関しての説明があり、様々なプレイヤーのHUD例が載っています。
特にPS4版ではなくPC版でプレイすると、パッド(コントローラー)だけでなくマウスでプレイするケースもあるので、自然と画面に表示させるHUDも変わってきます。
もちろんPC版であってもHUDを自由に編集できるので、自分のプレイ環境に合わせてHUDを変えることができるのです。
新規の方もこういう画面だったらプレイしやすいのになあという願望を自分で再現できるので、一度体験してくれればと思います。
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