このシリーズでは、新規の方にFF14の現状を知ってもらい少しでも興味を持ってくれたらと思い、書いています。
前回はXHBが使いやすいということに触れました。
今回はその続きとしてマクロをテーマにしてみます。
今回のテーマ マクロ
マクロというのは、行動する内容をプログラムのように組むことで実行させるシステムのことです。
マクロ例
/micon 発勁
/ac 発勁
/ac ホークアイ
/ac 猛者の撃
/ac 捨身
普通、ゲームというのは何か行動を起こすためにはボタンを押します。
同じパターンを繰り返す時であっても、面倒くさいですがいちいちボタンを押すしかありません。
でも、そういった一連の動作をまとめることができたら?
その要望を叶えてくれるのがマクロなのです。
マクロにまとめることで、ボタン1つ押すだけで複数の操作を自動的に行ってくれる非常に便利な存在となっています。
ただ、これだけはちょっとピンとこないと思うので、具体的な例を交えながら説明します。
まずはクラフターからです。
FF14はクラフターというクラスでアイテムを製作できるのですが、その中でもNQ(ノーマルクオリティ)とHQ(ハイクオリティ)という2つの価値が存在します。
HQの方が価値が高く、クラフターはアイテムを製作する時にはだいたいHQを目指して製作することが多いです。
アイテムをHQとして完成させるためには製作中に品質を上げるというアクションを実行しなければならないため、多数のアクションを発動する必要があります。
言葉にするとこんな感じです。
「インナークワイエット」のボタンを押す
「ステディハンドII」のボタンを押す
「倹約II」のボタンを押す
「ヘイスティタッチ」のボタンを押す
「ヘイスティタッチ」のボタンを押す
「ヘイスティタッチ」のボタンを押す
「ヘイスティタッチ」のボタンを押す
「ステディハンドII」のボタンを押す
「加工」のボタンを押す
「加工」のボタンを押す
「加工」のボタンを押す
「グレートストライド」のボタンを押す
「ビエルゴの祝福」のボタンを押す
「模範作業II」のボタンを押す
「模範作業II」のボタンを押す
このアイテムを1度だけ作るならまだいいですが、これを大量生産しようとなると何度もボタンを押すため大変です。
そこで、マクロを使います。
/ac インナークワイエット <wait.2>
/ac ステディハンドII <wait.2>
/ac 倹約II <wait.2>
/ac ヘイスティタッチ <wait.3>
/ac ヘイスティタッチ <wait.3>
/ac ヘイスティタッチ <wait.3>
/ac ヘイスティタッチ <wait.3>
/ac ステディハンドII <wait.2>
/ac 加工 <wait.3>
/ac 加工 <wait.3>
/ac 加工 <wait.3>
/ac グレートストライド <wait.2>
/ac ビエルゴの祝福 <wait.3>
/ac 模範作業II <wait.3>
/ac 模範作業II
あらかじめマクロを組み込むことで、この一連の操作をまとめることができます。
FF14はホットバーというシステムを採用しているので、マクロ「製作用1」みたいな名前をつけてこういったセットを作って登録すれば、あとはこのボタンを押すだけでこれらの長いアクションを全て行ってくれるのです。
たった1つボタンを押すだけでこの15種類の行動をいっぺんに行ってくれるので、マクロによって一気に簡略化し、楽をすることができます。
他にもこんなものがあります。
/p ――― 極セフィロト周回用 ―――
/p 頭割り ボス位置を12時方向として 9時側:DPS4 3時側:ヒラ2 ST1
/p 主な散開図・()内は前半緑玉散開時。
/p MT ST
/p モ 竜
/p 詩 白
/p 黒 (MT・紫) 学
/p ■■■■雑魚フェーズ■■■■
/p MTが大、STが小3。小3→大→小3→小3→小3→大の順で倒す
/p ■■■■巨大化後■■■■
/p 光る床は基本中心(マーカー)集合
/p 塔は散開図と同じ側のものを基本踏む(デバフ切れた後のMT/STも) 偏よったらタンク>ヒラの順で逆側へ
/p アースシェイカーは【DPS – 8時方向】【ヒラ – 4時方向】 距離減衰なのでなるべく離れる
/p LBは雑魚時にレンジ(片方雑魚2匹とボス巻き込みで安全優先)orキャス(ヒラ負担大、速度優先)が即打ち。
/p ループ後のストームまでいったら【ボス】に近接LBで雑魚無視(ヘイトはとる塔は踏む)ボス集中。
もうなんのこっちゃですが、大丈夫です、私もよく分かりません。
これはFF14の高難易度コンテンツである「極魔神セフィロト討滅戦」用のマクロですね。
FF14の高難易度コンテンツはギミックがすさまじいため、あらかじめやり方や動き方を確認する必要があります。
しかし、パーティを組んだ後にいちいちチャットを打ち込んで確認するのは大変です。
そこでこういった文章をマクロに組み込むことで、ボタン1つで全て説明できるようにしているのです。
:注
普段行くようなコンテンツでこういったマクロを出すことはありません。
こんなことを覚えないといけないのか・・・と思わなくて大丈夫です。
こういったコンテンツに行っていない私でも何年もFF14をプレイできています。
他にもマクロによって様々なことを表現できます。
・戦闘中で忙しいからFC(ギルド・チームのこと)メンバーにあいさつだけするマクロ
・自分が戦っている敵にターゲットマーカーをつけるマクロ
・普段はAアクションのみ発動するが、Bアクションが使える時は優先的にBアクションを発動するマクロ
・パーティメンバーに自分がフィールド上のどこにいるか座標を知らせるマクロ
・レアなモンスターと戦っている時に急いで駆けつけようとしているパーティメンバーに敵の残りHPを知らせるマクロ
・しばらく攻撃不能状態になるので、回復してほしいことを知らせるマクロ
・エモート(感情表現)を組み合わせてオリジナルエモートを作るマクロ
・効果音を鳴らし、危険なギミックが来るのを知らせるマクロ
・アスキーアートなどのネタマクロ
・変身マクロ
マクロに組み込める命令は200種類以上あり、自分のしたいことに合わせてマクロを組むことができます。
工夫次第でゲームの負担を減らしたり、楽をしたり、こういった遊び方ができるのもFF14の特徴になります。
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